コーヒーの輸入、禁止 [歴史]
日本の近代的自由貿易は、江戸時代末期の日米修好通商条約の調印とともに始まりました。
アメリカに続いて、オランダ、ロシア、イギリス、フランスとも同様の条約を結び、
横浜や神戸などの港が開港されたのです。
それと時を同じくして、コーヒーの輸入も始まりました。
コーヒーが日本に入ってきてから、ゆっくりとではありますが、徐々に国民の間に広がっていきました。
しかし、太平洋戦争が始まり、コーヒーは「贅沢品」そして「敵国の飲料」というレッテルを貼られました。
そして昭和19年には輸入が禁止されたのです。
戦争というものは、そもそもそういうものなのでしょうが、
「敵国の飲料」だから飲むな、なんて無茶苦茶ですよね。
それにしても、コーヒーの輸入が禁止されていた時期があったのですね。
その間、人々はどうしていたのでしょう。
ま、戦争期は食べ物自体が不足していましたから、コーヒーがどうなろうと、多くの人は問題にもしなかったのかもしれません。
終戦を経て昭和25年に、コーヒーの輸入は再開されました。
その10年後にはインスタントコーヒーが世に生み出され、
その翌年には貿易自由化で日本にコーヒーブームが沸き起こりました。
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