利休にたずねよ [読書]
直木賞受賞作の『利休にたずねよ』を読んだ。
作者は山本兼一という人。
この人の作品を読むのは初めてだ。
どのような話かと言えば、もちろん、茶人・千利休の話だ。
大河ドラマの「江」でも利休は出ていたけれど、
ちょっと解釈は違います。
利休は己の美学を持ち、それに忠実で、やがてみなさんもご存知のように時の権力者豊臣秀吉に睨まれ切腹させられる。
利休の感性は研ぎ澄まされている。
利休の美意識は気魄に満ちている。
利休にとって、美こそが生、いや、それ以上のものなのだ。
エピソードを積み重ねることによって、利休の美意識と彼の人生を浮かび上がらせるという手法をとった作品である。
いや、ここでは小説についてこれ以上、述べるまい。
単純におもしろいのは言うまでもないけれど、
思わず姿勢を正して読んでしまいたくなるような美しい小説だった。
こういう本を読んでいると、おいしいコーヒーを飲みたくなりますね。
えっ、お茶を飲むべきだって?
うむ、そうかもしれない。
しかし、吾輩の好みはコーヒーなのである。
たとえ時の権力者がどう言おうと、それを変えるわけにはいかないのだ。
利休のように。
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私もコーヒーがないと生きていけません。^^v
by きたがわさちこ (2011-09-24 14:29)
私もコーヒーだいすきです♪
by ちぃ (2011-09-26 18:48)
朝ご飯はパンの時が多いので、その時は必ずコーヒーを淹れます。
by ナツパパ (2011-09-29 20:56)